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講演『明治維新とは何だったのか~未完に終わった王政復古~』 中村敏幸先生 近現代史研究家

 

開催日:2019年01月15日(火)

開催日時 :       平成31年01月15日 (火曜) 場所 :      新現役ネット事務局 9F大会議室 内容 :   メイン講演   『明治維新とは何だったのか~未完に終わった王政復古~』        フリートーク   『私の仕事60年人生』  の二題です。                   (終了後、講師を囲む懇親会を開催します) 当 日 の 詳 細 ◆ フリートーク     午後2時~2時45分 テ ー マ      『私の仕事60年人生』  当会員  早野 孝義 氏 要  旨           経験してきた多様な職業を紹介したいと思います。 ◆ 主 講  演      午後3時 ~ 5時 テ ー マ     『明治維新とは何だったのか ~未完に終わった王政復古~』                講師 中村 敏幸 先生  近現代史研究家 要  旨     一般的に明治維新は黒船来航という『外圧』によって起こったと考えられている      が、それは維新へのきっかけをつくり、『内発』即ち江戸時代初期から醸成されてきた尊      皇思想に基づく王政復古への待望気運を刺激して維新を速めたに過ぎない。しかし、尊皇・      攘夷・討幕の旗印の下に維新が成就し、我が国が欧米列強による剥き出しの帝国主義に直      面すると、欧米列強に伍していけるだけの国力と軍事力を身に着ける以外に国家主権を守      る方策はなく、世はまるで攘夷運動など無かったかのように文明開化の名の下に欧化一辺      倒へと突き進み、「諸事神武創業ノ初始ニ原キ」と宣言した復古精神は障害となっていっ      た。明治は「殖産興業」、「富国強兵」を掲げて国力と軍事力の増強に努めて日清・日露      の大戦に勝利して国家主権を守ったが、思想・哲学・政治制度の面では西欧の末期思想の      陶酔に陥り、無批判に受け入れるのみで王政復古の精神に基づいた本来の体制を築くこと      が出来なかったのであり、そのことが続く大正・昭和への負の遺産となり、国政の機能      不全を招いて大東亜戦争の敗北につながった。 略 歴      昭和22年三重県四日市生まれ、幼少期、米軍の猛爆後の第2海軍燃料廠の廃墟を      眺めて育つ。明治大学工学部機械工学科を卒業、大同特殊製鋼(株)勤務。 幼少期の影      響か、余暇に大東亜戦争史の調査を始め、平成23年退職後、本格的に近現代史の調査に      取り組む。平成24年アパグループの懸賞論文に於いて、社会人部門の優秀賞を受賞。以降      各種保守グループにて講義を重ねている。  今回は、アパグループ、平成30年佳作とな      りました「明治維新とは何だったのか~未完に終わった王政復古~」の御講演です。 場  所   新現役ネット事務局  田町会議室           JR田町駅 西口正面ビル 港区芝5-31-10 サンシャインビル9階               新現役ネット事務局   TEL 03-5730-0161 参 加 費   近現代史懇談会会員 1,000円 非会員 1,500円(新現役ネット会員とは別)  懇 親 会  講演会終了後、講師を囲んで別会場にて懇親会を行います。懇親会費 ¥3,500円 申込方法     下記の色違いの『グループイベント』の申込蘭をクリックしてお申し込み下さ       い。万が一申込が出来こともあります。その際は新現役ネットHPで会員登録をいた       だくか、あるいは、無料会員の準会員にはHP上で登録をお願いします。