講演『日本の庶民力は世界一という虹(国史)』講師:小野寺満憲氏
開催日:2018年08月14日(火)
開催日時 : 平成30年08月14日 (火曜) 場所 : 新現役ネット事務局 9F大会議 内容 : メイン講演 『日本の庶民力は世界一という虹(国史)』 フリートーク『敗戦国メンタリティからの脱却―ダーウインニズムからひもとく―』 の二題です。 お 願 い ご出席の皆様は、開催時間の前に会場入りをお願いいたします。(運営上から) 日 時 : 08月14日(第二火曜日) 午後2時から5時です。 (終了後、講師を囲む懇親会を開催します) 当 日 の 詳 細 ◆ フリートーク 午後2時~2時45分 テ ー マ 『敗戦国メンタリティからの脱却―ダーウインニズムからひもとく―』 当会員 河口 正治氏 要 旨 敗戦後70余年を経ても解けないWGIPの呪い。人々はメデイアの偏向、 アカデミアの徒弟制度の異常、日教組の隠れた影響など述べ日本社会の 持つ歪みにその誘因を求めようとしているが、正しい判断であろうか。 私はリタイア後を森を案内するかたりべとして活動してきたが、そこで学んだ 生命の科学から、「マッカーサーの魔術」がかくも強固なのは、生物としてのヒトの 38億年の生き残り戦略をつかさどるDNAの業ではないかとの仮説を立てて みました。いにしえ人はこの不思議を熟知し生き延びてきた。 対処策も自ずから異なることになろうか。 ◆ 主 講 演 午後3時 ~ 5時 テ ー マ 『日本の庶民力は世界一という虹(国史)』 会員 小野寺 満憲氏 要 旨 故渡部昇一先生談:「国史というのは、無数の水滴の中に虹を見ようとするのに 似ていて、無数の歴史的事実の中に、その国民の共通認識となる虹のようなもの」と 解説。幕末・明治初期に訪日した多数の外国人は、日本観察記の集大成「逝きし世の面影」 (渡辺京二編)によると、庶民は政府に干渉されず、豊かで、自由で、満ち足りた暮らし をしていると観察。 英詩人アーノルドは、「地上で極楽に最も近い国で、庶民は 神のように優しく、その礼儀正しさは、謙遜ではあるが卑屈に堕することなく、精巧であ るが飾ることもない。これこそ日本を、あらゆる他国より一段と高い地位に置くものであ る」と礼賛。 また、米の社会学者ハンレーは、著書「江戸時代の遺産」でもし「19世紀に 暮らすなら、上流階級ならイギリスに、労働者階級なら江戸に住みたい」と著述。これか ら「虹」を「日本の庶民力」とした。このような庶民を創り上げてきた国史の地下水脈を、 縄文時代から辿り、その庶民力が開花した江戸文明が、世界の人口の過半数が中間層になる とされる2030年に向け、モデルとなり平和な世界づくりに資するのではと問いかけたい。 略歴 S12満州チチハル生まれ。小・中学校時代は北海道美幌町で田園生活。夏は野球・ 冬はスキーに明け暮れる。高校・大学時代は杜の都・仙台在住。S35東北大学機械工学 科卒業し、(株)荏原製作所に入社。ターボ風力機械の開発・設計に従事し、袖ヶ浦工場の 取締役工場長を4年間担当後、理事・技監を務め、H16定年退職し社友。S57に流体機 械技部門の術士取得。日本の歴史・文化への関心から、H16より12年間、田中英道東 北大学名誉教授の英道塾に参加し、国内の古刹・仏像を巡り、日本文化の世界的価値 に目覚めさせて頂いた。 場 所 新現役ネット事務局 田町会議室 JR田町駅 西口正面ビル 港区芝5-31-10 サンシャインビル9階 新現役ネット事務局 TEL 03-5730-0161 参 加 費 近現代史懇談会会員 1,000円 非会員 1,500円(新現役ネット会員とは別) 懇 親 会 講演会終了後、講師を囲んで別会場にて懇親会を行います。懇親会費 ¥3,500円 申込方法 下記の色違いの『グループイベント』の