HOME  >   学ぶ・楽しむ  >   日本人の感性はどう磨かれたのか・森林インストラクターからの考察と提言~(オンライン対応講座)

日本人の感性はどう磨かれたのか・森林インストラクターからの考察と提言~(オンライン対応講座)

 

日本文化の根源は「山」・育んだのは「花鳥風月」
菅原啓之さん(森林インストラクター)

 
 

日本は島国であり西には日本海、東や南には太平洋の果てしない海原が控えています。中央には富士山を中心に山脈が連なり河川や湖沼が、さらに平野の裳裾が広がります。南は常夏の国、北は冬には白一色に変わり、四季にも恵まれ動植物の種類も驚くほど恵まれています。 我々は心のどこかに「山」に対して何らかの畏怖心を抱いています。一方、日々眺め心を和ませる存在でもあります。日本は海に囲まれた山国。海国にして山国なのです。 「山の力」を重視し、里の人々は山人(山の先住民・山岳修験者)に対して一種の畏怖を伴う驚異を抱いていたようです。稲作水田文化が栄える前は、山はまさに日本の原郷だったのです。水墨山水画は「山に向かおうとする者」の思想によって完成され、雪舟などに受け継がれました。「山と里の交流」により日本の文化が築かれてきました。 注口土器(函館・垣の島遺跡) さらに、ものの本質をとらえる「花鳥風月」の心得が日本文化の美意識を高めていったと考えられています。「花」は単に植物の花ではなく「生きる形としての花」としてとらえられました。鳥は山からの情報を里に運んでくれる存在でした。 今、自然環境が悪化し、何千年にわたって築き上げてきた文化が失われつつあります。 「山」、「神の依代としての松や竹」、「日本絵画」、マリーアントワネットが愛した「漆器」、レンブラントが銅版画に使った世界に誇る「和紙」など日本文化についてお話しさせていただき、日本人の感性を築いた自然の素晴らしさ、大切さを共に再認識いたしましょう。 ◆zoom参加の場合はお申込み時に明記ください。 ◆Zoom参加の方は事前振込をお願いします。  ①paypay ⇒ 当日入室の際、決済ください。  ②振込先 ⇒三菱UFJ銀行・丸の内支店(普)0007121 口座名:特定非営利活動法人新現役ネット  ※振込の際はお名前の前に参加日を入れてください(例:6月9日⇒0609お名前) ★マイページを作成していない方は下記より申し込み可能です。 ・電話で申込み TEL:03-5730-0161 ・FAXで申込み FAX:03-5730-0162 ・メールで申込み eventsanka@shingeneki.com ※イベント名を明記して、氏名・住所(登録済会員は会員番号)・電話番号を明記してください。

詳細情報

イベント名 日本人の感性はどう磨かれたのか・森林インストラクターからの考察と提言~(オンライン対応講座)
講師 菅原啓之さん(森林インストラクター)
対象者 全員可
開催日時 2022年7月21日(木) 14:00~15:30
場所 新現役ネット田町会議室
参加費 正会員:1,000円  準会員:1,500円  一般参加者:1,500円  
支払い方法:
キャンセルについて:
定員  
参加条件
備考